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カミーユ・ビダン

 

生誕からグリプス戦役前
宇宙世紀0069年11月11日、父フランクリン・ビダン、母ヒルダ・ビダンの長男として生まれる。劇中では、出生地は語られていないが、小説版では地球(東京近郊のニューシート)で生まれたとされている。両親は共に地球連邦軍の技術士官で、家庭より仕事を優先するいわゆる仕事人間であるため、孤独な少年時代を過ごす。「カミーユ」という名が女性的であることに激しいコンプレックスをもっており、それを払拭するために、小型飛行機であるホモアビスやジュニア・モビルスーツの大会で優勝するほどに熱中する。また、ハイスクールではカラテ部に所属する。コンプレックスと家庭の状況も併せて、非常に繊細で感情の起伏が激しい性格に育つ。 なお、地球からグリーン・ノアに移住した時期は定かではないが、「ティターンズ」がグリーン・ノアを基地化し始めた頃と考えられる。

 

グリプス戦役 (機動戦士Ζガンダム)

1宇宙世紀0087年3月2日、空港でティターンズのジェリド・メサに、「カミーユ」の名が女みたいだと馬鹿にされたのに激昂し、ジェリドを殴りつける。捕らえられている時に、「エゥーゴ」によるガンダムMk-IIの強奪事件が起こり、どさくさに紛れて1機のガンダムMk-IIに乗り込み、クワトロ・バジーナらと共にグリーン・ノアを脱出する。その後、ガンダムMk-IIを奪ったことに対して両親がバスク・オムにティターンズの人質にされる。母はジェリドに殺害され、父は一度は救出されるが、アーガマからリック・ディアスを盗み出したところをアーガマ隊に撃墜されてしまう。この上ない不幸な形で両親を失う。
エゥーゴの指導者であるブレックス・フォーラや、アーガマの艦長のヘンケン・ベッケナーから、ニュータイプの資質があると見込まれ、正規のパイロットを薦められる中、奇襲をかけて来た連邦軍のライラ・ミラ・ライラを撃墜し、アーガマのクルーから「アムロ・レイの再来」と称される。以後、ガンダムMk-IIのパイロットとなる。
同年5月、ジャブロー基地への攻撃作戦のため地球に降下。地上での支援組織「カラバ」と合流し、宇宙への離脱を図る中でアムロ・レイやカツ・コバヤシらと出会う。その後、ニューホンコンで強化人間のフォウ・ムラサメと出会い、淡い恋に落ち、短いデートの中で口付けを交わすほどの仲となる。お互いが名前へのコンプレックスを持ち、心中を打ち明ける。結局敵同士として戦うことになるが、フォウの捨て身の行動によって宇宙へ離脱する。フォウと別れる直前、初めてカミーユという自分の名前が好きであると発言した。宇宙に戻ると彼自身が設計したZガンダムが新たに配備され、彼専用の愛機となる。
同年11月、キリマンジャロ基地への攻撃作戦の際、死んだものと思っていたフォウと再会。以前より洗脳が強化されていたが、必死の説得で心を取り戻した矢先、ジェリドの攻撃からカミーユを庇い、フォウは絶命する。彼女の死はカミーユの心に大きな傷を残すことになり、一部始終を見ていたクワトロとアムロは、7年前と同じ過ち(ララァ・スンの死)を繰り返してしまったと、悲劇を予感しながら防げなかったことに後悔する。
宇宙世紀0088年2月2日、「アクシズ」からグリプス2(コロニーレーザー)を奪取するためのメールシュトローム作戦において、ハマーン・カーンの駆るキュベレイと交戦。戦闘中、精神邂逅を起こすが、ニュータイプ同士で解り合える直前にハマーンに拒絶されてしまう。その後、小惑星基地アクシズ周辺空域で、一度はカミーユを兄と慕ってきた強化人間のロザミア・バダムと交戦。精神が崩壊したロザミアの姿にフォウの幻影を見る中で、アーガマを守るため止む無く撃墜する。
2月21日、『グリプス戦役』の最終決戦。カツやヘンケン、エマ・シーンなど親しい人間だけでなく、ジェリドやレコア・ロンドといった敵味方問わず生命が次々と散っていく激戦の中で、カミーユのニュータイプ能力が果てしなく拡大していくと共に、その心は限界に達しようとしていた。そしてパプテマス・シロッコとの決戦で死闘の末、これを撃破するが、シロッコの断末魔に発せられた光(シロッコのニュータイプの力と言われている)を浴びて精神崩壊に至る(カミーユの精神はそれ以前から崩壊していたとも言われている)。モビルスーツの爆発を宇宙空間の星々と見紛え無邪気に喜ぶその姿は、戦争の怒りや憎しみから解放されて幼児に戻ったかのようであった。こうしてカミーユは、戦いの舞台から降りる。

 

第一次ネオ・ジオン抗争 (機動戦士ガンダムΖΖ)

『グリプス戦役』直後、精神崩壊状態でアーガマ内でファ・ユイリィに看護を受ける。しばらくしてから治療に専念するためファ共に地球へ降り、ダブリンの病院で看護士の手伝いをするファに引き続き看護を受ける。
戦闘には全く参加できないが、その神懸り的なニュータイプの力でジュドー・アーシタ達を陰ながら支え続ける。
第一次ネオ・ジオン抗争の後半、再び地球に降りてダブリンに停泊したエゥーゴの面々はファと再会するが、カミーユが病室を抜け出して街を彷徨い歩くという事件が起こった。そこにネオ・ジオンのエゥーゴ襲撃が始まり、ジュドー達はカミーユ捜索を中断して迎え撃つが、その激戦の中でカミーユは、プルやジュドー達にテレパシーのような「声」で指示を送り窮地を救う。カミーユは無事発見され一時アーガマに収容されるが、再びエゥーゴに危機が迫った時、状況は理解できないが、勘だけでそれを察知しMSに乗り込もうとして取り押さえられるという哀しさが漂う場面があった
戦争終盤、グレミー・トトが自分の正当性を振りかざし、大義なき者は去れと迫ったとき、明確に言葉になりきらない怒りを感じたジュドーに、カミーユはその勘から発した怒りと苛立ちは理由になると「声」を送った。ジュドーはその声に後押しされ、自らの血筋による支配のために戦火を広げるグレミーのエゴイズムを指摘し、ザビ家の血もまた地球が生んだひとつの生命に過ぎず、その地球を再生させるために人類全体がやり直さなければならないと反論した。ジュドーとハマーンの最終決戦では、行動不能になったジュドーのコア・ファイターに、ガンダムに関わった人々と共に思念のエネルギーを送り、再合体させる。
戦争が終結した頃には、かなりの回復を見せ、看護を続けたファと海岸で両手を取り合う姿が描かれた。

 

主な搭乗機

 

 

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